名称:アスティ45
所在地:札幌市中央区北4条西5丁目1番地
規模:地下3階地上16階搭屋2階
構造:鉄骨造(中高層階)、鉄骨鉄筋コンクリート造(低層階)、鉄筋コンクリート造(地下部分)
外装:磁器質タイル打込PC板、断熱サッシ、熱線反射複層ガラス
敷地面積:4,967.68m
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建築面積:3,476.81m
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延床面積:46,016.198m
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駐車場:210台(内 自走式76台・二段式機械駐車134台)
竣工:昭和63年3月
所有者:明治安田生命保険相互会社・他32名
設計・管理:株式会社ドーコン・株式会社日本設計共同企業体
施工:伊藤組土建株式会社・大成建設株式会社・株式会社ピーエス三菱・若築建設株式会社・丸彦渡辺建設株式会社共同企業体
商業施設施工:株式会社乃村工藝社・株式会社船場共同企業体
空調設備:高温水熱源による各階空調+VAV、窓際/ファンコイルユニット井水による個別冷房対応可
衛生設備:飲用・洗面給湯設備
電気設備:スポットネットワーク3回線受電、自家発電機、蓄電池、照明設備(600ルクス)、
通信設備 デジタル交換機(新型ビル電話)
コンセント設備(アンダーカーペット配線システム)、非常照明、拡声装置、テレビ共聴設備
防災設備:自動火災報知設備(マイクロコンピューターによる集中監視方式)、排煙設備、非常放送設備、スプリンクラー設備、連結送水管、屋内消火栓、ハロゲンガス消火、避難誘導灯、非常用コンセント、非常電話設備
エレベーター:低層階用4台(20人乗・速度150m/分)、高層階用4台(20人乗・速度210m/分)、非常用2台(17人乗、20人乗・速度150m/分)、人荷用(20人乗・積載可能量1,600kg・速度45m/分)
エスカレーター:8台
下町情緒あふれる街から都市の表情へ一新。
古くからの商店が軒を連ね、路面電車が走る下町の雰囲気を醸し出していたこのエリア。
札幌駅を目前に控える立地でありながら、周辺の老朽化した施設により開発に立ち遅れていました。
その後、昭和48年のセンチュリーロイヤルホテルのオープンを弾みに周辺の都市化が加速。
札幌駅の高架事業計画も進み、機が熟した昭和56年、同地区再開発研究会を設立。
都市における新しい生活空間の提案を含めた複合ビル構想が昭和63年、現在の「アスティ45」として誕生することになります。
街並みに調和したシンボリックなフォルム。
人に優しく、快適な都市機能を備えた街づくりを目指した「アスティ45」。
先進性と創造性が要求される、高度情報化社会に相応しい「表情」が重要なポイントになりました。
そして、その答えが札幌駅からの景観に深い印象を与えるシンボリックなフォルム、 高層部の東壁面を駅前方向へ北東45度に向けたガラス面の輝きで表現。
街並みの、そして、新しい札幌のビルディングフェイスとしての役割を担い、次代への牽引に大きく付与したとも言えそうです。
開発が進む札幌駅周辺に変わらぬ佇まい。
札幌駅南口の大丸、JRタワー、同北口の札幌エルプラザ、大規模マンション開発、 同西口の紀伊国屋書店、ヨドバシカメラ、ベスト電器など、各種大型施設の開発により大きく変貌を遂げた札幌駅周辺。
その南西部に位置するアスティ45は変わらぬ姿のまま、早くも20年以上の時が流れました。
今後、さらに周辺エリアの開発が進んでも、シンボリックなフォルムは変わらず印象的に映ることでしょう。
JR札幌駅周辺写真
1988年以前の札幌駅周辺
1988年アスティ45完成時の札幌駅周辺
2008年現在の札幌駅周辺
アスティ45名称の由来
ギリシア語の「アスティオン(洗練された都市空間)」を語源とし、期待される「明日への発展」、「明日の都市(アスのシティ)」の 語感から造語の「アスティ」に、札幌駅前北4西5地区、北東45度の東壁面の「4」と「5」を加えて誕生しました。
ロゴ・デザイン
語源の「アスティオン」がギリシア語であることから、デザイン上の統一感を出すため「S」の文字をギリシア文字「Σ」に置き換え「AΣTY45」と表記しています。
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